白糸
しらいと
名詞
標準
white thread
文例 · 用例
熔岩の岩盤からは、白糸のようにさばかれた千筋のたき津瀬がたぎり落ちて、どれが道やら、わらじやら、ミヤマハンノキやら、無分別になった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
羽織の袂の裏を返すと隅に白糸三筋縫い込んである。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
右門伝六にそれを示して、T「この羽織は生島屋の仕立だ」 と言って、T「あそこで縫った品ァこの通り」T「袂の裏に白糸を三筋縫い込んである」 成る程と伝六感心した。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
この夏|信州星野温泉から小瀬温泉まで散歩したとき途中で道の別れるところに一人若い男が休んでいたので、小瀬へはこちらでいいかと聞くと、それでは反対で白糸の滝へ行ってしまうという。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
錦染滝白糸――其一幕――泉鏡花-------------------------------------------------------【テキスト中に現れる記号について】:ルビ(例)撫子。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
村越欣弥(新任検事) 滝の白糸(水芸の太夫) 撫子(南京出刃打の娘) 高原七左衛門(旧藩士) おその、おりく(ともに近所の娘)撫子。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
この間に七左衛門花道の半ばへ行く、白糸出づ。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
白糸 (行違い、ちょっと小腰)あ、もし、旦那。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
作例 · 標準
針と白糸で丁寧に縫い合わせる。
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蜘蛛が白糸を張って巣を作る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女の髪は白糸のように細く、つややかだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア曖昧さ回避
白糸(しらいと、しろいと) 白色の糸。染色していない糸。生糸(きいと)。 白くて細長いものの例え。素麺、白髪など。 白糸の滝 - 日本各地にある滝の呼称。地名などの由来にもなっている。
地名
その他
- 日本人の姓。または名。
- 白糸草 — シュロソウ科シライトソウ属の野生の多年草。
- 白糸縅 — 甲冑の製造様式である縅(おどし)のうち、白い糸を用いたもの。
- 白糸割符 — 江戸時代に中国産の生糸(白糸)を輸入する際に用いられた制度。
- 瀧の白糸 — 泉鏡花の小説「義血侠血」を原作とする作品群。その登場人物。
- 白糸ハイランドウェイ — 長野県の軽井沢町にある有料道路。その管理運営会社。
- 白糸 (列車) — かつて身延線で運行された準急列車。ふじかわ (列車)を参照。
- 白糸の湯 — 日本各地にある温浴施設。
- 日本酒の銘柄。牧野酒造 (静岡県)を参照。
出典: 白糸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0