星眼
ほしめ
名詞
標準
文例 · 用例
花も見、月も見る癖に、活きた女を慰もうとする畜生等、目にものを見せてやろう、簪の先が尖ってるから、憎まれて怨まれて、殺されそうになったらば、対手の目球を突潰して、体だけ逃げれば可いと、柳眉星眼|火※の唇。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
」 梟眼赫と※けば、お丹も顔色|蒼ずみて真白き面に凄味を帯び、眉間に透る癇癪筋、星眼鋭く屹と睨み、「ム、悔しいか。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」柳眉を逆立て、星眼血走り、我と我手に喰附けば、右の無名指に二個嵌めたる宝石入の指環を噛みて、あっと口を蓋えるとたん、指より洩れて鮮血たらたら、舌を切りぬ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
星眼|長へに秋波を浮べて、「悪の華」の詩人が臨終を見る、猶往年マドリツドの宮廷に、黄面の侏儒が筋斗の戯を傍観するが如くなりしと云ふ。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
道具は揃つて居たつて、夜這星に箒星、星眼に星月夜位しか知りやしませんよ」「それで塾生が我慢して居るのか」「尾崎さんは劍術嫌ひ、伊場さんは親の方が邪魔物扱ひにし、狩屋さんは江戸に居て、女道樂がし度いばかりの修業沙汰ですよ。
— 軍學者の妾 『錢形平次捕物控』 青空文庫