思いとどまる
おもいとどまる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to give up (an idea or plan)
文例 · 用例
しかし、幾度も不幸を眼前に見て来た村の人たちは、他事とは思えないので、その老人に思いとどまるように忠告する者もあったが、老人は一笑に附して頭から取りあげなかった。
— 田中貢太郎 『位牌田』 青空文庫
が、日本に帰る決心だけは思いとどまるように勧めて置いたといった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「なんせ、スプリングフィールドが強く言いやがるもんだから、知事だってもうすぐで思いとどまるとこだったんだ。
— A RETRIEVED REFORMATION 『罪と覚悟』 青空文庫
しかも、思い止まろうかと言い出したお松に、思いとどまる気のないように、どうでもいいことのように、返事をした与八にも、必ずしもどうでもいいとは、あきらめ切れないことでしょう。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
いったん決心した将軍の辞職も、それを喜ぶ臣下の者はすくなかったために、御沙汰に及ばれがたしとの勅諚を拝して、またまた思いとどまるやら、将軍家の威信もさんざんに見えて来た。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
いまさらよそのうちに奉公するよりも、わたしにはこの流浪の旅がずっと自由で気楽なばかりでなく、エチエネットや、アルキシーやバンジャメン、それからリーズとしたやくそくを果たすためにもこの旅行を思いとどまることはできなかったのだ。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
伯爵に旅行するふりをなさいと奨めたのは、女王の要求によって行儀よく思いとどまる可能を示すためだった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
思いとどまるように説得しなければ、彼らは南極の最奥にある核にまで到達して、どこまでも融かし、掘削し、そして世界に終末を齎すと我々が承知しているものを掘り出してしまうだろう。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫
作例 · 標準
例句