立ち尽くす
たちつくす
動詞-五段-サ行動詞-自動詞
標準
to keep standing
文例 · 用例
生まれる前に別れたわが子に三十年後にはじめてめぐり会った人があったとしたら、どんな心持ちがするものか、それは想像はできないが、それといくらか似たものではないかと思われるような不思議な心持ちをいだいてこの絵の前に立ち尽くすのであった。
— 寺田寅彦 『庭の追憶』 青空文庫
女子 いえいえ、少しも云い憎いことはない故に、ありのままを申しておくれ(使女二人は困却せる風にて立ち尽くす。
— 国枝史郎 『レモンの花の咲く丘へ』 青空文庫
初めて見る本物の鯨に、健一は息を呑み、そのあまりの大きさにただただ茫然と立ち尽くすより他なかった。
— 澤西祐典 『くじらようかん』 青空文庫
立ち尽くす雲の中に、本物の黄蛾がおり、その姿は小さな毛虫で、脂ぎった体に、眼が突き出ている。
— BEING AN ADVENTURE OF DRENTON DENN, SPECIAL COMMISSIONER 『ドレントン・デン特派員の冒険』 青空文庫
そして私が初めて東洋における白人支配の虚しさ、くだらなさを把握したのは、まさにこのライフルを持って立ち尽くす瞬間だったのだ。
— ジョージ・オーウェル George Orwell 『象を撃つ』 青空文庫
ぎこちなく立ち尽くす様子は、場違いで、周囲の豪華さに畏れ多いかのようだった。
— The Golden Rose 『黄金薔薇』 青空文庫
奇妙な笑みがザリの口元に浮かび、じっと立ち尽くす姿は黒い銅像のよう。
— The Mystery of the Four Fingers 『謎の四つ指』 青空文庫
作例 · 標準
恋人に別れを告げられた彼は、雨の中、去っていく背中を見送って立ち尽くした。
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荒れ果てた故郷の姿を目の当たりにして、言葉を失い呆然と立ち尽くす。
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誰もいない深夜の校庭で、彼は独り夜空を見上げて立ち尽くしていた。
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