蛭田
ひるた
名詞
標準
文例 · 用例
かくて後、だんだんかの旅店の来歴をせんさくしたるに、その前代の主人、性すこぶる苛酷にして、かつて一婢を虐待し、ついに死にいたしたることありきとぞ」 つぎに、無形的幽霊の、一人のみにて感ずるものを挙ぐれば、『新著聞』に曰く、「下野国那須の下蛭田村に助八という者あり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
あとで、その男――蛭田嶺蔵という名前だ――が、問わず語りに話した所によると、先年の大震火災の時、手足を失い、顔中やけどをしたので、この大怪我に命をとりとめたのは奇蹟だと、それが却て自慢の様子であった。
— 江戸川乱歩 『吸血鬼』 青空文庫
蛭田はこの二人の様子を、それとなく見る為に、降りて来たのだ。
— 江戸川乱歩 『吸血鬼』 青空文庫
蛭田博士 ドアの中をのぞいてみますと、その部屋が思ったよりずっと広くて、たいへんりっぱなのに、まずびっくりしてしまいました。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫
わしは蛭田博士、医学博士じゃ。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫
」 聞いているうちに、蛭田博士とやらいう人物のおそろしいたくらみが、だんだん、はっきりしてきました。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫
」蛭田博士は、さもとくいらしく、舌なめずりをして説明するのでした。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫
」蛭田博士は、さもゆかいでたまらないというように、にくにくしく笑うのでした。
— 江戸川乱歩 『妖怪博士』 青空文庫