矯めつ眇めつ
ためつすがめつ
副詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
(scrutinizing) carefully
文例 · 用例
両手が自由になったので、私は埃っぽい床にぎこちなく這い降り、戦利品を矯めつ眇めつするのに備えた。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
火星人はそれを矯めつ眇めつした。
— C. スミス C. Smith 『西洋科学は素晴らしい』 青空文庫
丹泉はしきりに称讃してその鼎をためつすがめつ熟視し、手をもって大さを度ったり、ふところ紙に鼎の紋様を模したりして、こういう奇品に面した眼福を喜び謝したりして帰った。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
蝦蟇法師はためつすがめつ、さも審かしげに鼻を傾けお通が為せる業を視めたるが、おかしげなる声を発し、「それは」と美人の手にしたる鏡を指して尋ねたり。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
丹泉はしきりに称讃して其鼎をためつすがめつ熟視し、手をもつて大さを度つたり、ふところ紙に鼎の紋様を模したりして、斯様いふ奇品に面した眼福を喜び謝したりして帰つた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
そこが人間の有難いところだと眼を細くしている鼻は、草木が茂り栄えるのをためつすがめつしている鼻と同じ鼻ではありますまいか。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
「実に無責任だなあ」郵便局に対する不平を口の内でつぶやきながら、空虚な円の中から何かを見いだそうとして、ためつすがめつながめていた。
— 寺田寅彦 『球根』 青空文庫
で、その暇に彼は鞄を開けて、下著を取り出し、ためつすがめつ、それが十分に洗濯が出来てをるか、きちんと畳まれてをるかと、検査をしたり、もはや肩章掛のない、新調の軍服についてゐる綿毛を、叮嚀に払ひ落したりして、再びその品々を極めて大切さうに片づけた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
作例 · 標準
彼は新しい美術品を矯めつ眇めつ、じっくりと鑑賞した。
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探偵は現場に残された証拠を矯めつ眇めつ、手がかりを探した。
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彼女は編み物の模様を矯めつ眇めつ、間違いがないか確認した。
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