物名
ぶつめい異読 もののな
名詞多音語
標準
name of a thing
文例 · 用例
※14 まるめろ=バラ科の植物名。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
その次に引用された十首は春秋の草花に対して自分の病の悲しみを詠じたものであるが、これには異種の植物名が八つとほかに「秋草花」という言葉が現われ、「春」の字が三、「秋」が二、そうして十首のおのおのにいろいろな形で病者の感慨が詠み込まれている。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
松村博士の『帝国植物名鑑』上に、チュンベルグの『日本植物編』に拠って本邦にも一種あるよう出しおれど、白井博士の『訂正増補日本菌類目録』にはこれを載せず。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
併し植物名実図考など最も南支那の草木を満載した物に、ちつともダリヤを出さず。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫
わが捕物名人むっつりの右門とは、切っても切れぬゆかりの深い知恵宰相|伊豆守です。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
何者かの姿を捜し求めるかのように、しきりとあたりを見まわしていられましたが、そのときふとお目に止まったのは、だれでもない、じつにだれでもない、わが捕物名人右門の姿でした。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
いっしょにそのものものしい足音を聞きつけて、広々と明け放たれた二階座敷の涼しげな青畳の上にごろりと寝そべったまま、煩わしそうに面を振り向けた者は、これぞ待たれたわれらの捕物名人右門です。
— へび使い小町 『右門捕物帖』 青空文庫
「だんな、お無精をなさっていらっしゃるとみえまして、おさかやきが少しお伸びのようでござんすね」 これにはさすがの捕物名人もおもわずぎょッとなりましたので。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
外国語を学ぶときは、まず身の回りにある様々な物名を覚えることから始めると上達が早い。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
彼は記憶喪失になってしまい、自分の名前はおろか、日常で使う道具の物名すら思い出せなくなっていた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
幼い子供が、絵本を指さしながら「これは何?」と何度も物名を尋ねてくる姿が微笑ましい。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
標準
acrostic poem in which consecutive morae form the disguised name of an animal, plant, place, etc.
作例 · 標準
平安時代の歌人たちは、和歌の中にこっそりと動物や植物の名前を織り込む物名という遊びを好んだ。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
彼女から送られてきた手紙は一見すると普通の恋文だったが、実はある花の名前が隠された物名だった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
古典の試験で、提示された和歌が物名であることを見抜き、隠された言葉を答える問題が出題された。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview