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拉ぐ

ひしぐ
動詞-五段-ガ行動詞-他動詞
1
標準
to crush
文例 · 用例
婚礼の席に連なったときや、明け暮れそのなかのいいのを見ていたおれは、ええ、これ、どんな気がしたとおまえは思う」 という声濁りて、痘痕の充てる頬骨高き老顔の酒気を帯びたるに、一眼の盲いたるがいとものすごきものとなりて、拉ぐばかり力を籠めて、お香の肩を掴み動かし、「いまだに忘れない。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
「コラコラ、今から居眠りをするようでは駄目じゃッ」と、髯将軍の銅鑼声はまず車中の荒肝を拉ぐ
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
」と我が手を握って、拉ぐように、ぐいと揉んだ。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
それは何とも説明し難いものではあるが彼をして現代の青年の仲間入りしようとする勇気を無雑作に取拉ぐ薄気味悪い力を持っていた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
安の曰く、殿下を刺すこと、朽を拉ぐが如くならんのみと。
幸田露伴 運命 青空文庫
人間の生活は永く、今、幾人かの人を救う為に、永久の律を破るべきか、又、その人々の命は犠牲にしても、取挫ぐべきものは拉ぐべきか。
一九二三年(大正十二年) 日記 青空文庫
片照りの木むらに群るゝ ※子鳥のさやぎ富士が嶺に 夕だち雲の移りゆく光りは 消えて、風冷ゆるなり日ねもすに 高き白雲のひそまりて、ひろごりしまゝ 夜となりにけり     ※秋ふかく 山に入り来て、みいくさの いよゝ身に沁む思ひに 起き臥すたとへば 塵芥のごとく蹈み拉ぐ 伝ごとよろし。
折口春洋 鵠が音 青空文庫
そういう集団の両刃の斧は、社会主義的国家の生命なき抽象観念を打ち拉ぐとともに、また、生産力なき個人主義、精力を細分する観念、集合の力を個々の微力へ分散する観念――一部はフランス大革命に責任のある近代の大不幸、それをも打ち拉いてるのだった。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫
作例 · 標準
巨大なプレス機が、廃車となった車を瞬く間に拉いでいく。
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強靭な握力でアルミ缶をぐしゃりと拉ぎ、ゴミ箱へ放り投げた。
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大軍をもって反乱軍を一気に拉ぎ、国内の秩序を回復させる。
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2
標準
to overpower
作例 · 標準
横綱が圧倒的なパワーで挑戦者を拉ぎ、土俵の外へ押し出した。
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彼は論理的な思考と鋭い口調で、相手の反論を完全に拉いだ
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権力をもって弱者の意見を拉ぐようなやり方は、決して許されない。
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