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絹紗

けんしゃ
名詞
1
標準
文例 · 用例
やがて彼女の手より閃めき出でし蘭法|附木の火、四方に並べし胡麻燈油の切子硝子燈籠に入れば、天井四壁一面に架け列ねしギヤマン鏡に、何千、何百となく映りはえて、二十余畳にも及ぶべき室内、さながらに白昼の如く、緞子の長椅子、鳥毛の寝台、絹紗の帳、眼を驚かすばかりなり。
夢野久作 白くれない 青空文庫
風のない夜は紫の煙が真直に空にのぼってゆきますけれど、少し風の強いときは軒端にまつわりついて、薄い絹紗で柔らかに包んだように何をも彼をも美しくすることがあります。
宮本百合子 蚊遣り 青空文庫
腋の下んところがつれてやしないかしら」 ナースチャは立って絹紗のような紫の服を見た。
宮本百合子 赤い貨車 青空文庫