釈然
しゃくぜん異読 せきぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
fully satisfied (with an explanation, apology, etc.)
文例 · 用例
そうしてお互い、どうしても釈然と笑いあうことができないのである。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
そう思うと、何もかも釈然としそうだったが、「しかし、君勇ともあろうものが、そんなはしたないことをしてまで、客を奪おうとするだろうか」 そんな女だとは、どうしても考えられなかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
泳ぎを知ってると、なかなか死ねんもんでね」「あ」 と、豹吉は釈然として、伊部が死んだものと思い込んでいた自分の間抜けさ加減に苦笑したが、しかし、なぜ伊部が留置場に入れられているのか、これは判らなかったので、きくと、「なアに、一水浴びた勢いで、浴びるようにアルコールを飲んだんだよ。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
刑事は事情をきいて、釈然とした。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
これだなと、はじめて釈然とした途端、彼は新事業を思いついた。
— 織田作之助 『ヒント』 青空文庫
が、事情を訊いてみて一応釈然とした。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
かえって、それを機会に、あの人たちに僕の日頃の無礼を素直に詫びて釈然と笑い合う事が出来るようになるかも知れない。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
――青雲社、三大画伯、御写真―― よって釈然とした。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
彼の説明を聞いても、釈然としない部分が残っていた。
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事件の真相が解明され、ようやく彼の表情にも釈然としたものが浮かんだ。
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友人の突然の行動に、いくら考えても釈然としない気持ちが募るばかりだ。
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