艶物
つやもの
名詞
標準
love story
文例 · 用例
お客様のお望みに従つて、艶物を書いてお目にかける手間取りだ。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
お客さまのお望みに従って、艶物を書いてお目にかける手間取りだ。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
「ヤイおごれ、ヤイ小助六の色男」 楽屋でワイワイ皆にからかわれながら聞かされたお艶物語の筋書はこうだった。
— 正岡容 『寄席』 青空文庫
世話物、廓咄、艶物、道楽の咄には、紋付袴はいかにも野暮で、咄の邪魔になり、とりわけ袴は工合の悪い場合が多い。
— 三代目 三遊亭金馬 『噺家の着物』 青空文庫
一口に木地師木地師って言いますけれど、木地師の娘にはあれで、色が白くって、愛嬌があって、とてもぽっとり者があるんだから、ずいぶん艶物語が起りまさあね。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
あの堂の婆あめ、その艶物語を語る口に肉声を帯びていたのは怪しからぬ、恋と無常を語り聞かす枯れきった声ではない、あれではまだ相当の年だ、四十かな、三十代は過ぎてるらしいが、五十の声はかからないぞ。
— 山科の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
夏気分の新内流し艶物を恥かしがった加賀太夫 夏の夜の巷にひびく新内の流し、今でも下町ではときどき聞くが、明治時代には夕方|蝙蝠が出る時に、きっとやって来る。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
以上と前後して明治の中頃、おそまきながら売りだしたのが先代加賀太夫、同じ富士松でも紫朝畑とは違って、艶物が得意で一方「膝栗毛」のようなチャリも利く、新内の特色をふんだんに振りまわして、若い定連をぞくぞくさせた。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の物語には、宮廷での艶物が数多く残されている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
この芝居は、禁断の恋を描いた艶物として人気を博している。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼は若い頃、多くの艶物を書き、文壇で注目された。
Illusions AI · gemini-2.5-flash