粉塗れ
こなまみれ
名詞
標準
文例 · 用例
彼ほど陽氣で、粉まみれで、忙しくて、幸福な水車屋さんはなかつた。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
粉まみれ粉屋は上機嫌。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
彼にはどうしても、あの古い上射水車が※り、自分が再び粉まみれの陽氣な山の水車屋さんになつたとしか思へなかつた。
— オウ・ヘンリ 『水車のある教會』 青空文庫
髪や身体がセメントの粉まみれになっている女が、キャラメルの箱から二粒位ずつ、その附近の子供達に分けてやりながら、「うちの健吉と仲よく働いてやってけれよ、な」と云っていた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
實は、その瞬間まで、そいつにかじりついて花粉まみれになつてゐた蜜蜂の奴が、いきなり飛び立つて、僕に襲ひかかつたのだ。
— 堀辰雄 『繪はがき』 青空文庫
そいつから逃げ※つてゐるうちにすつかり僕まで花粉まみれになつて、さて氣がついて見ると、僕は道に迷つてゐた。
— 堀辰雄 『繪はがき』 青空文庫
そこの一隅に簇がりながら咲いている、私の名前を知らない真白な花から、花粉まみれになって、一匹の蜜蜂の飛び立つのを見つけたのだ。
— 堀辰雄 『燃ゆる頬』 青空文庫
その花粉まみれの足でその小さな柱頭にしがみつきながら。
— 堀辰雄 『燃ゆる頬』 青空文庫