巨人族
きょじんぞく
名詞
標準
文例 · 用例
* 人形は知識を得た人間に貶しめられ、権威と勢力を奪われ、沈黙のなかにとじこめられて、哀れにも小さく退化した巨人族の後裔である。
— 竹内勝太郎 『人形芝居に関するノオト』 青空文庫
此夫妻は、後の巨人族の祖たること、ノアとドイカリオンとが、洪水後の人類の祖たるが如し。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
この不思議な国に行ってやろう、そうして、退化した人間であるわたしの、祖先にあたる巨人族を見てやろう、とわたしは思った。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『わたくし自身について』 青空文庫
またゴチック式のバッハも、禿鷹と闘ってるボンのプロメテウスたるベートーヴェンも、オッサ山の上にペリオン山をつみ重ねて天をののしってるその子弟たる巨人族も、かつて神の微笑みを瞥見したことさえなかった……。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
これらの熱に魘されたような構造の間を縫って種々の目も眩むような高さに架かる円筒形の連絡橋が全ての建造物を縦横に結んでおり、それらが暗示する全体のスケールは純然たる巨人族のそれで、恐怖と反感を与えたのだ。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『狂気の山脈にて』 青空文庫