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於ける

おける
表現頻度ランク #10823 · 青空 852
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文例 · 用例
言換れば、彼の詩には猶事象そのことに対個人的な興味――結局これは詩に於ては散文に於けるよりも一層散文的なものとして留るもの――があつて、それが詩性を少しく散漫にしてゐると思ふのである。
中原中也 菊岡久利著「貧時交」 青空文庫
短歌に於ける語句から語句への推移は謂はば情理的であるが、俳句の語句から語句への推移は、謂はば感覚的である。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
芭蕉は、一物と他物との合体の瞬間に於ける妙といふことを、非常に大切にしたのであるが、そして恐らく此の事こそ俳句の最高眼目たるものでもあらうが、その眼目が射当てられるためには、蓋し情理的であるよりもおのづと感覚的である方が適切であるに相違ない。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
純粋持続の、人に於ける心理的状態は、強ひて言へば、未来を思ふとしては神を、現在を思ふとしては自己を、過去を思ふとしては運命を信じてゐるのだ。
中原中也 詩と詩人 青空文庫
斯かる場合に稀薄にされた直観に気付くことなく、何とか直観濃厚の時節に於けるが如く活々としたいものだと思つて、新しい方法を講じようとして何かと議論すればする程、直観層は荒れるばかりである。
中原中也 近頃芸術の不振を論ず 青空文庫
) 勿論、彼の初期の作には、尚文章語脈を脱して居なかつたとはいへ、尚且つ当時に於ける他の流行の詩(気取つたり、固くなつたり、肩を怒らしたりする)とは、あまりに甚だしく風変りのものであつた。
愛の詩集の終りに 愛の詩集 青空文庫
「此の書物こそは」私は言ふ「日本人が日本語で書いた告白の最初の真実であり、そして日本に於ける、最初の感情生活の記録である」と。
愛の詩集の終りに 愛の詩集 青空文庫
後年に於ける室生君の教養と趣味生活とは、芥川君との交際によつて學ぶ所が確かにあつた。
萩原朔太郎 芥川君との交際について 青空文庫
作例 · 標準
例句
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