貸店
かしみせ
名詞
標準
文例 · 用例
一つは地所も家も高木のもので、貸店になって居り、一つは高木の地所に鳶頭の石田が家を建てて住んでいる。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
ぎんは取引が済んでこの貸店に移った。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
もう一つ大切なことを言ひ忘れてはならないが、金座通りに面した一階の部分は、堂々たる五つの貸店舗に仕切られてゐた。
— 神西清 『地獄』 青空文庫
まづ、おそらく最大の期待がかけられてゐたはずの階下の貸店舗は、当局の許可がどうしても下りなかつた。
— 神西清 『地獄』 青空文庫
春藤良一の父は有名な大百貸店の支配人でしたが、二、三年前に亡くなって、その遺子の良一は、若い勤人として、その百貨店に勤めて居たのです。
— 野村胡堂 『身代りの花嫁』 青空文庫