ちょろり
ちょろり
副詞副詞-と
標準
quickly
文例 · 用例
彼家じゃア二三日前に買立の銅の大きな金盥をちょろりと盗られたそうだからねえ」「まアどうして」とお源は水を汲む手を一寸と休めて振り向いた。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
特に餌の中でも、御馳走の川蝦は、あの松がしんせつに、そこらで掬って来てくれたんで、それをちぎって釣る時分は、浮木が水面に届くか届かぬに、ちょろり、かいず奴が攫ってしまう。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
鼬のようにちょろりと出た同一腕白。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」と囃しざま、糸に繋ったなり一団になったと見ると、大な廂の、暗い中へ、ちょろりと入って隠れてしまった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
大沼小沼が干たせいか、じょんじょろ水に、びちゃびちゃと泳いだ処を、ちょろりと掬った。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
何か、茸に酔った坊さんが、山奥から里へ迷出たといった形で、手をたたき、たたき、例の玄関の処へ出て、これなら聞えようと、また手を敲こうとする足許へ、衝立の陰から、ちょろりと出たのは、今しがた乳母どのにおぶわれていた男の児で、人なつッこく顔を見て莞爾々々する。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
)と宗山が言われます、とちょろりと饒舌った。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
それから手首を離して、そこにあった盃を執り上げると、ちょろりとあたしの鼻の先へ雫を一つ垂らして、ここのところのペンキが剥げてら、船渠へ行って塗り直して来いと云うんです。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
作例 · 標準
鼻水がちょろりと垂れているのに、彼は気づいていない。
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犯人はパトカーの音を聞くと、路地裏へちょろりと逃げ込んだ。
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スカートの裾から、ペチコートがちょろりと見えている。
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標準
rashly
作例 · 標準
彼は大事な場面でちょろりと軽率な発言をしてしまった。
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ついちょろりと本音が出てしまい、慌てて口を塞いだ。
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ちょろりとした不用心な行動が、命取りになる。
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標準
(flowing) in trickles
作例 · 標準
コップの縁からジュースがちょろりと溢れた。
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額から汗がちょろりと流れて、目に入った。
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瓶の底に残った油を、最後の一滴までちょろりと使い切った。
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