のた打ち回る
のたうちまわる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to writhe (in pain)
文例 · 用例
水夫らは、それを意識するとしないとにかかわらず、そこに、泣きわめき、狂い叫び、のた打ち回る自分自身の運命を、朝も夜も、食事にも眠りにも、焼けた鏝でも当てられるように、ジリジリと感じないではいられなかったからである。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
憤怒と恐怖と嫌悪とがもつれ合いいがみ合ってのた打ち回るようだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
それは私たちと水平線とのあいだに、巨大な、のたうちまわる壁のようにそびえ立っているのです。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『メールストロムの旋渦』 青空文庫
その代り手首のあたりから先が、きゅうりの蔓のようにぐるぐる巻いていて、それがときどきぬーっと長く床の上にのびて、そこらをしきりにのたうちまわる。
— 海野十三 『宇宙女囚第一号』 青空文庫
僕は博士に、宇宙女囚をもっとそばぢかくでみたいといったところ、博士はそれを承諾し、ついに小さい扉をひらき、宇宙女囚ののたうちまわるそばに、僕をつれていった。
— 海野十三 『宇宙女囚第一号』 青空文庫
三郎は、空中をのたうちまわるコーヒーにさわるまいと、部屋中をにげまわっていた。
— 海野十三 『大宇宙遠征隊』 青空文庫
実に傍若無人であるが、自分の形勢が悪くなると、打って変ってガクゼン色を失い、モミクチャになって、呻吟懊悩し、のたうちまわる。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
とにかく升田はいったん形勢不利と見ると、一人で勝手に破綻して、七転八倒、ムチャクチャにのたうちまわるのだから、相手に負けずに、自分に負けるような脆さがある。
— 坂口安吾 『明日は天気になれ』 青空文庫
作例 · 標準
激しい腹痛に襲われ、彼は床でのた打ち回って苦しんだ。
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悔しさと怒りで、子供は地面でのた打ち回って泣き叫んだ。
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罠にかかった獣は、必死に逃れようとのた打ち回っていた。
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