塩せんべい
しおせんべい
名詞
標準
rice cracker seasoned with soy sauce
文例 · 用例
最早それはいひツこなしとゝめるも云ふも一筋道横町の方に植木は多しこちへと招けば走りよるぬり下駄の音カラコロリ琴ひく盲女は今の世の朝顔か露のひぬまのあはれ/\粟の水飴めしませとゆるく甘くいふ隣にあつ焼の塩せんべいかたきをむねとしたるもをかし。
— 樋口一葉 『闇桜』 青空文庫
小初は子供のうち甘いものを嫌って塩せんべいしか偏愛して喰べようとしなかった自分を思い出した。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
小さなバスケットや信玄袋の中から取り出した残りものの塩せんべいやサンドウイッチを片付けていた生徒たちの一人が、そういうものの包み紙を細かく引き裂いては窓から飛ばせ始めると、風下の窓から手を出してそれを取ろうとするものが幾人も出て来た。
— 寺田寅彦 『写生紀行』 青空文庫
海苔巻の鮓や塩せんべいや、なんでもかでも彼のまえに突き出されたものは忽ちにみんな彼の口へはいってしまった。
— 海坊主 『半七捕物帳』 青空文庫
ラムネと塩せんべいと水無飴とそのほか二三種の駄菓子をそこへ並べた。
— 太宰治 『魚服記』 青空文庫
酒の無い夜は、塩せんべいを齧りながら探偵小説を読むのが、幽かに楽しかった。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
塩せんべいは大枚十銭がものを買って噛じって見たが、焼き加減にムラのあるのがよくわかった。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
幕間には五銭の弁当や、三銭の鮨や、一銭五厘の駄菓子や塩せんべいなどを売りに来た。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
作例 · 標準
おやつに出された塩せんべいの、あの醤油の香ばしさと塩加減がたまらない。
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「あーあ、湿気る前に塩せんべいを食べきっちゃえばよかった」
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お茶請けには、高級な和菓子よりも素朴な塩せんべいの方が喜ばれることもある。
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