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売り渡す

うりわたす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to sell over to
文例 · 用例
当時、このような新書を手にする事は、霊魂を毛唐に売り渡す破廉恥至極の所業であるとされて、社会のはげしい侮蔑と排斥を受けなければならなかったが、自分たちは、てんで気にせず、平然とその悪魔の洞穴探検を続けた。
太宰治 惜別 青空文庫
……たかだかは人間同士、夥間うちで、白い柔な膩身を、炎の燃立つ絹に包んで蒸しながら売り渡すのが、峠の関所かと心得ます。
泉鏡花 海神別荘 青空文庫
デパート展には制作良心なしといふ所まで徹底し生じつかな芸術良心を働かして無意識の間にこのデパート展の販売政策に絵の本質を売り渡す事がないやうに『デパート展の絵』の劃然たるものを一般出品画家が心構へして過つもデパート展の場内芸術意識のせり合ひなどをやらない様にした方がよい。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
然るに専門家となるということは、自分を人間生活の或る一部門に売り渡すことでもある。
有島武郎 惜みなく愛は奪う 青空文庫
勿論、それは半金で売り渡すのではない。
化け銀杏 半七捕物帳 青空文庫
それは、継母にまったく道徳的感覚のなさや逆らってもほとんど望みがないこと、ただ単に必要でもない金銭的な欲に駆られた動機のためにぞっとするような老人に実質自分を売り渡すこと、そしてこの取引の酷さと恥知らずさを心底から感じ取ったことに伴うものだった。
RED BRIDAL 赤い婚礼 青空文庫
が、猫に似た女の為に魂を悪魔に売り渡すのはどうも少し考へものである。
芥川龍之介 あばばばば 青空文庫
雛は前にも申しました通り、十一月の中旬にはとうとう横浜の亜米利加人へ売り渡すことになつてしまひました。
芥川龍之介 青空文庫
作例 · 標準
例句
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