御来迎
ごらいごう
名詞
標準
Brocken spectre
文例 · 用例
「……橋の上、大通りの辻……高台の見霽と、一々数えないでも、城下一帯、この銅像の見えることは、ここから、町を見下ろすとおんなじで……またその位置を撰んで据えたのだそうだから、土地の人は御来迎、御来迎と云うんだね。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
そんな時は、寝白粉の香も薫る、それはた異香|薫ずるがごとく、患者は御来迎、と称えて随喜渇仰。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
暁天日向高千穂峯の御来迎日向の高千穂の峯山の肩黝きに風すでに矢羽根切りて響きわたり、空へ翔けぬ。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
ほどもなく、「え、いよいよ御来迎?
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
天才てものは何時ドコから現われて来るか解らんもんで、まるで彗星のようなもんですナ……」と美妙は御来迎でも拝んだように話した。
— 内田魯庵 『露伴の出世咄』 青空文庫
南無緑平老如来、御来迎を待つ!
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
二十六日(月曜日)晴後雨 燕小屋午前六時出発、この路アルプス銀座通りといい非常に景色よく道も良し、今朝の御来迎は相当よく富士などはっきり見え槍も見ゆ。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
小屋にては北アルプス見えざれば本岳まで行き、御来迎を拝す。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
作例 · 標準
山頂付近で濃霧に包まれた際、背後から光が差し込み、見事な御来迎が現れた。
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御来迎を初めて目にした彼は、自分の影が虹の輪に包まれる不思議な光景に見惚れた。
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ブロッケン現象とも呼ばれる御来迎は、登山者にとって幸運の兆しとされる。
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