我が方
わがほう
表現名詞
標準
our side
文例 · 用例
さらずば、さらずば、我が方に賜はらんとて甲斐なき御玉章に勿躰なき筆をや染め給ふ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
いざ雪ふらば降れ、風ふかば吹け、我が方寸の海に波さわぎて、沖の釣舟おもひも乱れんか、凪ぎたる空に鴎なく春日のどかになりなん胸か、桜町が殿の容貌も今は飽くまで胸にうかべん。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
此反対に、さうした詞の災ひを却けて、善い状態に戻す呪力や、我が方へ襲ひかゝつて来た呪咀を撥ね返す能力が考へられて来た。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
空色の衣物に緋の袴を着て、房々とした黒髪を垂れたる美女は梢の繁みを払って、我が方を差し覗いているように思われる。
— 小川未明 『森の妖姫』 青空文庫
しかし、そうなっては、無勢の我が方の不利、それよりも、旗差し物を何十本かつくり、源氏の白旗を一時にさしあげよ。
— 第七巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
否それよりも我が方への牛肉は何とせし酒屋へ三里とは聞かねど、牛屋へは五里さうなと。
— 清水紫琴 『葛のうら葉』 青空文庫
されどその翌日より、方様は三日にあげず我が方へ来たまひて、他事なく語らひたまふ様子に。
— 清水紫琴 『葛のうら葉』 青空文庫
これは我が方に年久しく事へし下女の梅といふが、浅草の西仲町に嫁ぎゐたるをたよりゆきて。
— 清水紫琴 『葛のうら葉』 青空文庫
作例 · 標準
交渉では我が方の主張が全面的に認められた。
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状況は我が方に有利に進んでいるように見える。
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敵の猛攻に対し、我が方の陣地はなんとか持ちこたえた。
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