馭丁
ぎょてい
名詞
標準
文例 · 用例
馭丁に「カバン」持たせて梯を登らんとする程に、エリスの梯を駈け下るに逢ひぬ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
彼が一声叫びて我|頸を抱きしを見て馭丁は呆れたる面もちにて、何やらむ髭の内にて云ひしが聞えず。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
」と鑼の如く叫びし馭丁は、いち早く登りて梯の上に立てり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
戸の外に出迎へしエリスが母に、馭丁を労ひ玉へと銀貨をわたして、余は手を取りて引くエリスに伴はれ、急ぎて室に入りぬ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
余は道の東西をも分かず、思に沈みて行く程に、往きあふ馬車の馭丁に幾度か叱せられ、驚きて飛びのきつ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
馭丁に「カバン」持たせて梯を登らんとするほどに、エリスの梯を駈け下るに逢いぬ。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
彼が一声叫びてわが頸を抱きしを見て馭丁は呆れたる面もちにて、なにやらん髭のうちにて言いしが聞こえず。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
「幾階か持ちて行くべき」と鑼のごとく叫びし馭丁は、いち早く登りて梯の上に立てり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫