蹴破る
けやぶる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to break (by kicking)
文例 · 用例
とうとう三十頭の馬が皆騒ぎ出したらしく、どかんどかんばりばりと板を蹴破る音、嘶く声、急を呼ぶ人々の叫びが暴風のように、又は戦争のように場内に響き渡った。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
扉らしいものを、いきなり蹴破ると、地下室の広い廊下が、現れた。
— 海野十三 『空襲葬送曲』 青空文庫
彼はクルリとふりむくと、今度は表戸を蹴破るようにしてサッと外へ飛び出した。
— 海野十三 『地獄街道』 青空文庫
すると俺の心臓はひどく臆病になって次の一秒がばかに怖ろしく不気味に思われ沈黙に居堪らなくなり出すから、もうおさえ切れずにわあっ――と叫ぶと―― 一っぺんに階段を跳び降りて雨戸を蹴破ると、もう武蔵野の木枯を弾になって一条にころがっているのだ。
— 聖なる酔っ払いは神々の魔手に誘惑された話 『木枯の酒倉から』 青空文庫
すると俺の心臓はひどく憶病になつて次の一秒がばかに恐ろしく不気味に思はれ、沈黙に居堪らなくなり出すから、もうおさへ切れずにわあつ――と叫ぶと―― 一つぺんに階段を跳び降りて雨戸を蹴破ると、もう武蔵野の木枯を弾になつて一条にころがつてゐるのだ。
— ――聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話―― 『木枯の酒倉から』 青空文庫
市ヶ|谷の喇叭は入相の鐘の余韻を乱し往来の軍馬は門前の草を食み塀を蹴破る。
— 永井荷風 『矢はずぐさ』 青空文庫
と、要介の右の足が、さながら磐石をも蹴破るていの、烈しさと強さと力とをもって、しかもゆっくりと充分に粘り、ソロリとばかり前へ出て、左足がそれに続いた。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
だって考えてもみてくれたまえ、化け猫じゃあるまいし、そんな君、天井を蹴破るなんて……。
— 正岡容 『随筆 寄席囃子』 青空文庫
作例 · 標準
空手家が演武で、瓦何枚かを一足一刀で「蹴破る」技を見せた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
遊び疲れた子供が、勢い余ってドアを「蹴破る」ようにして部屋に入ってきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「この古びた壁なら、僕の力でも蹴破れるかもしれない!」と、少年は自信満々に叫んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
標準
to smash through (e.g. the enemy)
作例 · 標準
兵士たちは、敵の防御線を「蹴破る」べく、果敢に突撃を続けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
囚われていた主人公は、監獄の壁を「蹴破る」ほどの力で脱出を試みた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「この閉ざされた門を、我々の力で蹴破って進むしかない!」と、リーダーは決意を固めて叫んだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite