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遠慮深い

えんりょぶかい
形容詞
1
標準
reserved
文例 · 用例
遠慮深い小さな聲で云つて居るのであつたが流石に昨日の大宮の車夫とはちがつて、畫の中の物體を指摘したりしないで「色」を云つたりする處がそれだけ新しい時代の子供であるのかも知れない。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
第三に、妙に遠慮深いところがあること。
国木田独歩 二老人 青空文庫
遠慮深い小さな声で言っているのであったがさすがにきのうの大宮の車夫とはちがって、絵の中の物体を指摘したりしないで「色」を言ったりするところがそれだけ新しい時代の子供であるのかもしれない。
寺田寅彦 写生紀行 青空文庫
案外遠慮深いんだなあ、お君ちゃんは……」 と、言った。
織田作之助 わが町 青空文庫
母の方では、東京のような風儀の好くない土地にいて、女の事について何事もなかった倅の、遠慮深い口から、どうでも好いというのは、喜んで迎える気になっているのだと思って、直ぐに話を運ばせた。
森鴎外 青空文庫
私は、一体に遠慮深い私自身を凡そ自由気儘に、私のまゝに朗らかに翼を伸させて呉れた先輩として君を忘れることは出来ない。
牧野信一 断想的に 青空文庫
大森君などであつたらいきなりはひつて來るのだが、佐治君はそれだけ遠慮深い
長塚節 教師 青空文庫
この人が私にそう云う印象を与えたのは、多く外国人に交って、識らず知らずの間に、遠慮深い東洋風を棄てたのだと云うことが、後に私にわかった。
森鴎外 二人の友 青空文庫
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