昔気質
むかしかたぎ
名詞
標準
old-fashioned way of thinking
文例 · 用例
これが昔気質の祖母の気に入りません、ややともすると母に向いまして、『お前があんまり優しくするから修蔵までが気の弱い児になってしまう。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
「もっともあれはあれで親切人だから、そのことを根に持つような人柄ではないが、俺は頑固な昔気質だから、どうも寝ざめがようないのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
恩怨の事柄は必ず報ゆる町奴風の昔気質の逸作が、こう思い立った以上、いつかそれが執り行われることは明かである。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
主人は京都の浄雪の門から出た昔気質の職人肌、頑固の看板と人から笑はれてゐた丁髷を切りもやらぬ心掛が自然その技の上にあらはれて、豪放無類の作りが名を得て、関東関西の取引の元締たる久宝寺町の井筒屋、浪花橋の釘吉、松喜、金弥などと云ふ名高い問屋筋の信用も厚く、註文引きも切らずと云つた状態であつた。
— 幸田露伴 『名工出世譚』 青空文庫
しかし昔気質のお銀としては、ひとの娘をきず物にして唯そのまま済むわけのものではないと思った。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
お父さんもお母さんも、昔気質で、旅行なんかしなかつたから来やしないんですよ、」「さうかなあ、」 丘をおりてしまふとちひさな板橋へ来た。
— 田中貢太郎 『あかんぼの首』 青空文庫
昔気質の父が時々瑠璃子を捕へて『男なりせば』の嘆を漏すのも無理ではなかつた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
さても星※というものは是非のないもの、トサ昔気質の人ならば言うところでも有ろうか。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
作例 · 標準
彼は昔気質なので、新しいやり方になかなか馴染めない。
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彼の昔気質なところも、また魅力の一つだ。
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昔気質の職人は、一つ一つの仕事に魂を込める。
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標準
old-fashioned
作例 · 標準
昔気質の建物が、今も街の景観に残っている。
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彼女は昔気質の美しい着物を好んで着る。
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この喫茶店は昔気質の雰囲気が漂っていて落ち着く。
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