揚げ出し
あげだし
名詞
標準
lightly deep-fried (food, esp. tofu)
文例 · 用例
上野の揚げ出しとか、日本橋室町の花村とか、昔から決っているうちである。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
ズドーン ズドーン といっても、本来はコケおどしで、海岸で急に花火を揚げ出したまでのことですが、その花火も示威脅迫の音を含んでいることは勿論で、今の二三発は確かに上へ向けて放ったが、やがてその次は、また最初のようにこちらへ向けて飛び込ませないとは限らない。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
しかし、少くも微風よりも強い風が吹き初めて、砂塵を揚げ出したら、その瞬間から、僕は蒼空の徒らに蒼きを憤って、雨を想い、雨を呼ぶようになる。
— 辰野隆 『雨の日』 青空文庫
近くは、揚げ出しも復活したとかきいた。
— 古川緑波 『ああ東京は食い倒れ』 青空文庫
畳を揚げ出したのである。
— 柳田国男 『雪国の春』 青空文庫
そしてそれまでの声なき波濤は、ここで初めてわああッと物凄い咆哮を揚げ出した。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
「ね……ちくしょうめ、胸がどきどき変な音をあげだしやがった。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
物音に驚いた鴉共が、雑木の梢で不吉な声をあげだした。
— 大阪圭吉 『三狂人』 青空文庫
作例 · 標準
揚げ出しの例文