鶻
鶻
名詞
標準
文例 · 用例
」「狐とそれから、砂鶻ぢやね、砂鶻というて鳥なんぢや。
— 宮沢賢治 『北守将軍と三人兄弟の医者』 青空文庫
鳥を追えば、こだまさえ交えずに十里を飛ぶ俊鶻の影も写そう。
— 夏目漱石 『幻影の盾』 青空文庫
俊鶻の翼に低し富士の山 宿を朝鳥と共に立ちわかれて下る。
— 大町桂月 『春の筑波山』 青空文庫
回鶻人という奴さ」「回鶻人ですってあの男が?
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
しかし現代の社会には回鶻人という奴はいない筈じゃありませんか」「歴史上では滅びているが、しかしあの通りいるのだよ」「いったいどこから来たのでしょう?
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
……見たまえ見たまえ回鶻人が、猛獣の檻を開いたから」 見ると彼らは四方に分かれ五つの檻の前へ立ち、パッと一斉に戸を開けた。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
が、その次の瞬間には、五つの檻から猛獣が――猛獣のような真っ黒のものが、吼えながら一時に現われて、回鶻人を取り囲み、彼らを捕えようとひしめいた。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫
それは燐光の怪獣だが、これには必ず何らかの迷信がからまっているだろうと――そこで図書館へ飛んで行って、回鶻辺に拡がっている土人の迷信を調べて見ると、あったあった大ありだ。
— 国枝史郎 『沙漠の古都』 青空文庫