幻辞.com

壊し屋

こわしや
名詞
1
標準
destroyer
文例 · 用例
彼の百観音を納めてある蠑螺堂のある場所を、神葬祭場にするという評判さえあって、この霊場の運命も段々心細くなるばかり……その中、とうとう蠑螺堂は取り毀すことになって、壊し屋に売ってしまいました。
本所五ツ目の羅漢寺のこと 幕末維新懐古談 青空文庫
ところが、この売るということが、お話しのほかで、買い手もないといった頃、その頃の堂々たる大名、旗本の家屋敷、あるいは豪商大家の寮とか別荘とかいうものでも、いざ、売り払うとなると二束三文、貰ってもしようがないと貰い手もない時節であるから、この蠑螺堂を、壊し屋が買った値段も想像されます。
本所五ツ目の羅漢寺のこと 幕末維新懐古談 青空文庫
もっとも、こうひどい打ち壊しの後でなかったら、幸子馬吉姉弟は、この豪壮な応接間に通ることを脅えたかも知れませんが、壊し屋が気がふれたような、悪者共がひどい乱暴を働いた後で、足の踏みどもないありさまの中では、馬吉少年の風態も、そんなに不似合ではありません。
野村胡堂 九つの鍵 青空文庫
瓢々斎の遺した寺島の寮は、店仕舞と煤掃きと壊し屋を一ぺんに嗾けたほどの荒らしようです。
瓢箪供養 銭形平次捕物控 青空文庫
その頃既にひどい破損で、修理をしなければならなかった蠑螺堂は、修理の寄進もなく、維持の財源もないために、壊し屋の手で打ち壊され、中に納められた名品百観音は、真に二束三文の棄値で、古金屋の手に売られて処分されることになったのです。
観音様の頬 奇談クラブ〔戦後版〕 青空文庫
連中は昔からの悪徳ぶっ壊し屋の類いですよ。
TREGARTHEN'S WIFE トリガーセンの妻 青空文庫
それによると徹ちゃんは既に鹿児島に帰郷していて、防空壕こわしや薪割りに時間を潰しているとのこと。
海野十三 海野十三敗戦日記 青空文庫
しかしお皿をこわしやしないかと、そればかり心配していますのよ」と、奥さんは、恐る恐る食器を運びながらの話であった。
中谷宇吉郎 湯川秀樹さんのこと 青空文庫
作例 · 標準
彼は、どんなに頑丈な建物でも解体できる、腕利きの壊し屋だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その組織は、敵対勢力にとって「壊し屋」のような存在だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
古い産業構造を解体し、新しいものを生み出す「壊し屋」が必要な時期が来ている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite