退船
たいせん
名詞
標準
文例 · 用例
彼は、前から退船の意志をもっていた。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
だが、そこはどっちも、相当のしたたかもののことだから、なんとかかんとかいって、うまく仏官憲を丸めて、退船してもらった。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
ほかに、すこし相談したいこともあるから……」 怪人物ポーニンは、警部モロや、虎松以下の乗組員におくられ、船長ノルマンとともに、平靖号を退船した。
— 海野十三 『火薬船』 青空文庫
西土往来 (欧洲旅行前及び旅中の詩廿九章)別離退船の銅鑼いま鳴り渡り、見送の人人君を囲めり。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
退船の銅鑼又ひびく。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
そして見送り人の退船の銅鑼の音はさっきから引っ切りなしに触れ廻されている。
— 橘外男 『ナリン殿下への回想』 青空文庫