郊野
こうの異読 こうや
名詞
標準
suburban fields
文例 · 用例
祕かに其の機會を窺つてゐる中に、一日偶※郊野に於て、向ふから唯一人歩み來る飛衞に出遇つた。
— 中島敦 『名人傳』 青空文庫
秘かにその機会を窺っている中に、一日たまたま郊野において、向うからただ一人歩み来る飛衛に出遇った。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
北国の郊野の林檎実は赤く梢にのこれ、はや、里の果物採は影絶えぬ、遠く灯つけてただ軋る耕作ぐるま。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
極熱の恋慕の郊野蒼然と光衰へ、草も木も瀕死の黄ばみ、夜のさまに凄惨たりや。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
想ふに當時この榻に坐するものは、碑碣のあなたなる林木郊野を見、往來織るが如き街道を見、又波靜なる入江を見つるならん、今は唯だ窓かと疑はる。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
苦言 伊太利風景の美は羅馬又はカムパニアの郊野に在らず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
(吉野は我これを知らず、故に茲に論ぜず)一、今試みに山林郊野を散歩してその材料を得んか。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
空想に偏する者は目前の山河郊野に無数の好題目あるを忘れて徒らに暗中を模索するの傾向あり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
作例 · 標準
週末は郊野に出て、自然を満喫した。
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郊野には、まだ手つかずの自然が残されている場所がある。
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都会の喧騒を離れ、郊野でゆっくりと過ごしたい。
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