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ドラ声

どらごえ
名詞
1
標準
gruff voice
文例 · 用例
」「そうだ」 先を起されたので、鶴雄は些か自尊心を傷つけられた気がして、思わず野暮なドラ声を出した。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
」 と、小田は思わずドラ声を出した。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
」 ドラ声な父の罵りを後ろにした私は、何云つてやがるでえ、フヽンだ、とばかりな、それにしても何だか痛快なやうな気持で、上り切つたところでふてくさつた足音をドシンとひとつ音立てた。
牧野信一 痴想 青空文庫
」「いやなドラ声だわね。
牧野信一 心配な写真 青空文庫
「おい、早くしろ」 というドラ声と、ドアを蹴る音がする。
第1章 ローラーコースター、1966年 45回転の夏 青空文庫
そして大工をせっかちなドラ声で呼んだ。
小林多喜二 蟹工船 青空文庫
S氏が世田ヶ谷のごみごみした露地内の、狭苦しい、蒸し暑い家で、口をパクパク二つ三つ喘がせて息を引き取った時、隣家の垣根を飛び越えてきた大きな虎猫がミャンミャンとドラ声で鳴いて近寄ると、未亡人が「それ猫が来た!
豊島与志雄 現代小説展望 青空文庫
なかにはドラ声をはり上げて、軍歌をうたふ者もあれば、キヤッ/\と猿のやうな声を出したり、狼やライオンのやうな咆え真似をしてゐる者もあります。
槇本楠郎 栗ひろひ週間 青空文庫
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