酒筒
さかづつ
名詞
標準
文例 · 用例
窓際=如輪木の胴に赤銅の箍を嵌めた酒筒から、大小二本の蔓の根が窓框を捲いて延び上り、緊密な濃緑色の葉立ちの陰に、練絹へルビーを包んだやうな小花を綴るびなんかつら。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
乗込客は酒筒など取り出した。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
友人の二見、椽に不動みやげ餅花と酒筒を置いて腰かけている。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
――二見氏、その酒筒を出せ、この床几に腰かけて一ぱいやりながら、見物しよう。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
諏訪公園(図書館でたま/\九州新聞を読んで望郷の念に駆られたり、鳩を見て羨ましがつたり、悲しんだり、水筒――正確にいへば酒筒だ――に舌鼓をうつたり……)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫