玄竜
げんりゅう
名詞
標準
文例 · 用例
数の少ねえそのなかで、山住流含み針に心得のある達人は、第一にまず四ツ谷|永住町の太田五斗兵衛、つづいては牛込の小林|玄竜、それから下谷竹町の三ノ瀬熊右衛門と、たった三人しきゃいねえんだよ。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
」 いわずと知れたその宗山寺こそは、第二の目あてたる小林玄竜の受け寺なのである。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
小林玄竜 四十三歳。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
玄竜の所が見えぬようじゃが、これはなんとしたのじゃ」「なるほど、ござりませぬな。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
「はあ、もう、大阪へ帰れへんつもり」 須磨子は、兄の玄竜という人と、余り仲がよくなかった。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
「奥へ入れたっ切りで、兄が見張っている」 二十一の男を、大阪から、いい齢をして、追っかけて行ったのだから、兄玄竜の怒るのも尤もである。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
」 と、聞いた時、兄玄竜が「来てもろたらいかん」 と、奥から出てきて、廊下へ立ったままで云った。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
「行こう」 と、須磨へ云った途端、玄竜が「人の家へ何や」 と、怒鳴ったから、それ、大衆作家の青年時代「何」 左手で、ネクタイを掴んで、ぐっと、壁へ押しつけた。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫