五輪書
ごりんのしょ
名詞
標準
The Book of Five Rings (martial arts treatise by Miyamoto Musashi, 1643)
文例 · 用例
武蔵六十歳の筆になるという『五輪書』と『夢酔独言』の気品の高低を見れば分る。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
『五輪書』には道学者的な高さがあり『夢酔独言』には戯作者的な低さがあるが、文章に具わる個性の精神的深さというものは比すべくもない。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
晩年の著『五輪書』がつまらないのも、このギャップがあるからで、彼の剣法は悟道の上にはなく、個性の上にあるのに、悟道的な統一で剣法を論じているからである。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
六十の時『五輪書』を書いたけれども、個性の上に不抜な術を築きあげた天才剣の光輝はすでになく、率直に自己の剣を説くだけの自信と力がなく、徒らに極意書風のもったいぶった言辞を弄して、地水火風空の物々しい五巻に分けたり、深遠を衒って俗に堕し、ボンクラの本性を暴露しているに過ぎないのである。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
鋭気衰えて『五輪書』などは下の下である。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
それは『五輪書』という平凡な本を読んでみれば分ることだ。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
ただ、だらだらと生きのびて『五輪書』を書き、その本のおかげをもって今日も尚その盛名を伝えているというわけだが、然し、このような盛名が果して何物であろうか。
— 坂口安吾 『青春論』 青空文庫
唯あの辭句を批判的にのみ見て、武藏の道念を高いとか低いとか、論じる人もあるが、私は以上のやうな見解から、他の五輪書や兵法三十五箇條などの遺文以上に、彼の獨行道といふものは、深く翫味してみると、そこに人間武藏のおもしろさが津々とつつまれてあるやうな氣がする。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
作例 · 標準
宮本武蔵が著した『五輪書』は、兵法の奥義を記した書物です。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
五輪書は、武道だけでなく、ビジネス戦略の指南書としても読まれています。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の五輪書を読んで、精神を鍛え直そうと思いました。
幻辭AI · gemini-2.5-flash