江水
こうすい
名詞
標準
文例 · 用例
洲崎の灯影長うして江水|漣※清く、電燈|煌として列車長きプラットフォームに入れば吐き出す人波。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
或は林を穿を、或は山江水漲る間を通して足利にいる。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
「これがまったく宿命というのであろう」 亀の眼 むかし巣の江水がある日にわかに漲ったが、ただ一日で又もとの通りになった。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
蓄堂、其の妻、その六七歳の娘子、閨秀畫家の有澤江水、三浦英蘭二女史之に乘り、主人公の土田氏を始め他はみな徒歩す。
— 大町桂月 『町田村の香雪園』 青空文庫
彼の説によると、その水、山水を用うるは上、江水は中、井水は下である。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
(尋香山湛上人)悠悠清江水、水落沙嶼出。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
江水も画舫も思う存分きたない。
— 上村松園 『中支遊記』 青空文庫
」題し畢つて後行く事数十里、途上|一江水は半江水に若かざるを覚り、直に題詩の処に回れば、何人か既に「一」字を削つて「半」字に改めし後なりき。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫