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氷魚

ひうお異読 ひお
名詞
1
標準
whitebait
文例 · 用例
あの何の感覚もない氷魚のような娘のおきみさえ、粥の道具のあくのを待つ間、あの唄声を聞いて、俯向いて涙をぽろ/\と零していた。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
網代の氷魚にでもきいて見たらわかるだらうかね。
田山花袋 道綱の母 青空文庫
「たたき」で捕つた魚も、「やつか」で捕つた漁も、所謂氷魚であつて、膏が乗り肉が締まつて甚だ佳味である。
島木赤彦 諏訪湖畔冬の生活 青空文庫
「網代に人がたくさん寄っているようだが、しかも氷魚は寄らないようじゃないか、だれの顔も寂しそうだ」 などと、たびたび供に来てこの辺のことがよくわかるようになっている薫の供の者は庭先で言っている。
橋姫 源氏物語 青空文庫
こちらも氷魚とか蜉蝣とかに変わらないはかない人間だからね」 としりぞけて、多数の人はつれずに身軽に網代車に乗り、作らせてあった平絹の直衣指貫をわざわざ身につけて行った。
橋姫 源氏物語 青空文庫
網代の氷魚の漁もことに多くて、きれいないろいろの紅葉にそれを混ぜて幾つとなく籠にしつらえるのに侍などは興じていた。
総角 源氏物語 青空文庫
尤も、大饗に等しいと云つても昔の事だから、品数の多い割りに碌な物はない、餅、伏菟、蒸鮑、干鳥、宇治の氷魚、近江の鮒、鯛の楚割、鮭の内子、焼蛸、大海老、大柑子、小柑子、橘、串柿などの類である。
芥川龍之介 芋粥 青空文庫
其が、赤彦の嗜む古典のがっしり調子と行きあって、方向を転じて了うたが、『氷魚』の末から『太※集』へ渉る歌口なのだ。
折口信夫 歌の円寂する時 青空文庫
作例 · 標準
琵琶湖の冬の味覚である氷魚は、釜揚げにしてポン酢で食べると絶品だ。
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透き通るような美しい体をした氷魚が、市場のバケツの中で元気に泳いでいる。
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氷魚の佃煮は、ほろ苦さと甘辛いタレが絶妙にマッチして、お酒のつまみに合う。
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