雇員
こいん
名詞
標準
assistant
文例 · 用例
そこには正教員の資格と、雇員の資格の相違をつけ、智識人の女性と土に労務する男性との区別を置くかのように見られた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
盗尉部の小吏といえば今なら警視庁の巡査か雇員というところだろう。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
「神中君じゃないか」 彼は岐阜の県庁に雇員となって勤めているはずの友人が、浴衣がけのような恰好で、つい隣へ遊びに来たとでも云うような風でたずねて来たことが物の調和を欠いているので眼を※った。
— 田中貢太郎 『雀が森の怪異』 青空文庫
貧しいために中学にもあがれないで、小学校を卒業するなり県庁の給仕になり、最近は雇員になっていると云うことを知っている彼は、出張するようになったからには仕事ができることを認められたがためであろうと思った。
— 田中貢太郎 『雀が森の怪異』 青空文庫
ぶくりんは、はぢめ私の水車小屋の雇員なのでしたが、遊びほうけてゐるばかりで滅多に寄り付かうともしないのです。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
不断なら学生達は小使銭に窮迫するとW日報といふ新聞社に何時でも臨時の雇員になつて日給を稼ぐといふ方法であつたが、練習期に入つて以来の選手は特にそれを禁止されてゐた。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
文学の道で「風雲」の作者の歩み出しはそのようなものとなったが、当時作者のおかれていた社会的現実は日給僅か一円なにがしの、小倉袴をはいた一下級雇員の日常であり、勤労階級の日常のうちに文学を愛好する青年たちの生活感情を、その頃のやりかたと内容とで作者は経験したのであったと思われる。
— ――「風雲」について―― 『文学における古いもの・新しいもの』 青空文庫
優の家にいた岡寛斎も、優に推挙せられて工部省の雇員になった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は臨時雇員として、役所で働くことになった。
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雇員であっても、この会社の福利厚生は充実している。
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経験豊富な雇員が、新入社員の指導にあたっている。
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