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引っ担ぐ

ひっかつぐ
動詞
1
標準
文例 · 用例
いきなり肩へ鶴子を引っ担ぐと一切夢中の態で小径を登って行く。
久生十蘭 魔都 青空文庫
――遠慮をするな」「ヘエ――」 八五郎は否みようもなく、足の悪い春松を引っ担ぐように、平次の後に従いました。
鐘五郎の死 銭形平次捕物控 青空文庫
まごまごしやがると、縛り上げて引っ担ぐぞ」「あッ、親分」 八五郎の剣幕に驚いたか、お柳は漸く立ち直って、平次の待っている部屋まで辿り着きました。
二度死んだ男 銭形平次捕物控 青空文庫
二 八五郎は平次を引っ担ぐようにして、どうやらこうやら帳場まで降りて来ました。
平次屠蘇機嫌 銭形平次捕物控 青空文庫
」「ちょっと待っておくんなさい」 ガラッ八は飛んで行きましたが、しばらくすると、ベロンベロンに酔っ払ったお町を引っ担ぐようにして伴れて来ました。
平次女難 銭形平次捕物控 青空文庫
それでもお通が起たないので、今度は猛然と、片手で襟がみをつかみ、「来いっ」 ずるずると、地を引き摺られながらお通が、池心の火へ向って、悲鳴をあげようとすると、又八はその口を手拭で縛って、引っ担ぐように、堂の中へ抛りこんだ。
空の巻 宮本武蔵 青空文庫
下帯一つにむこう鉢巻のもの、尻切れ半纏に鳶口をひっかつぐやら、あわてて十能を持ち出したものなど。
日光の巻 丹下左膳 青空文庫
喜助が一向その声を聞き入れないのを見ると、太く逞しい腕が四本ばかり、グッと伸びてきて喜助の頸筋をつかんで、その身体を軽々とひっかつぐと、宙を渡らせて、エイヤッ、ドタリと、次の間の畳の上に投げとばした。
海野十三 仲々死なぬ彼奴 青空文庫
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