素振り
すぶり
名詞頻度ランク #20957 · 青空 567 例
標準
practice-swinging (sword, bat, tennis racket, etc.)
文例 · 用例
相当の実業家らしいのですが、財産やら地位やらを一言も広告しないばかりか、名誉の家だって事さえ素振りにあらわさず、つつましく涼しく笑って暮しているのですからね。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
あのやうに何も言はず、ただ微笑して無限に許してゐるやうな素振りを見せながらも、皮裏にひそかに峻酷の陽秋を藏してゐて、浦島のわがままを一つも許さず、嚴罰を課する意味であの貝殼を與へたのか。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
彼らは私たちの「逆廻り」を、うさんくさそうな傍目を使って、あわれむが如き素振りでゆき過ぎた。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
で、機会のある毎に私達は、この勤労生活を善意に受けている可憐な人々に好意を見せ、かりにも他国人らしい警戒の素振りなど見せたことはありませんでした。
— 岡本かの子 『雪の日』 青空文庫
彼は自分でも、自分が今、しかかる素振りに驚きつつ、彼は権威者のように「出せと云ったら、出さないか」と体を嵩張らせて、のそのそとみち子に向って行った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
義理にも進んで行きたがる様な素振りは出来ない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
民子もそう思った事はその素振りで解る。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
戸村のお母さんは、民子の墓の前で僕の素振りが余り痛わしかったから、途中が心配になるとて、自分で矢切の入口まで送ってきてくれた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
作例 · 標準
試合前のベンチ裏で、選手が精神を統一するように何度も素振りを繰り返している。
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毎晩100回の素振りを日課にすることで、バッティングのフォームが安定してきた。
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剣道場で竹刀が空を切る素振りの音が、ピンと張り詰めた空気の中に響く。
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