珍中の珍
ちんちゅうのちん
表現名詞
標準
rarity among rarities
文例 · 用例
「神崎与五郎東下り」は、これこそ珍中の珍、酔つ払ひの駕籠屋が独りいい気になり、与五郎は素面でたじたじ、思ひ出しての思ひ入れで気が抜けること夥しく、歌舞伎通の都の令嬢たちは、これを笑はなければ体面に拘はるから、おなかを二つに折つて肩だけゆすつてゐる。
— 岸田國士 『ある村の素人劇団』 青空文庫
銅像のように大きい少年と、孫ぐらいの大きさしかない大隅とが、繁みの間に寝そべって対談している有様は、珍中の珍というより外になかった。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
珍中の珍、奇中の奇、あたかもハワイ海戦の如き味じゃ。
— ――金博士シリーズ・10―― 『不沈軍艦の見本』 青空文庫
次に、この川百足に至っては珍中の珍だ。
— 佐藤垢石 『ザザ虫の佃煮』 青空文庫
油でいためればさらによく、蜂の子めしに至っては珍中の珍だ。
— 佐藤垢石 『採峰徘菌愚』 青空文庫
中戸川吉二氏と絶交の顛末なぞと言ふものは珍中の珍で、なんでも深夜泥酔のあげく、牧野さんは数名の青年を率ひ中戸川氏を叩き起したものらしい。
— 坂口安吾 『牧野さんの死』 青空文庫
このイギスの味噌漬ときたら珍中の珍であった。
— 青木正児 『九年母』 青空文庫
作例 · 標準
この博物館に展示されている青いカエルは、まさに珍中の珍と言える個体だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼が収集したアンティーク時計の中でも、これは珍中の珍とされる稀少品だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
砂漠の真ん中で氷を見つけるなんて、珍中の珍な出来事だね。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview