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当て嵌める

あてはめる
動詞
1
標準
文例 · 用例
しかしそれを自分の身に当て嵌めることは堯にはできなかった。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
しかし幾ら手本無しに生活すると申ましても、そういう人でございましても、どうせ生々しいのでございましょうから、何事かに出合まして、五つや六つの調子を覚えましても、それから先は分りませんから、その五つか六つの調子をあらゆるものに当て嵌める事になってしまうのでございましょう。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
従ってこれを翻訳するに方っても、或る一種の文体を以て何人にでも当て嵌める訳には行かぬ。
二葉亭四迷 余が翻訳の標準 青空文庫
大抵どうすると云ふ方針の数が極まつてゐて、何事をもそれに当て嵌める
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 病院横町の殺人犯 青空文庫
「これを漢字に当て嵌めると『鮎』ともなれば『哀』ともなる。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫
経済学者に言わすれば、これ需要供給の然らしむるところと、大雑把に一言で解決するであろうが、これを個人々々の場合に当て嵌めると、人の問題は死んだ物件の需要供給とは大いに異う。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
仮に法則がこうした諸々個々の事象からの共通な一般的な関係を抽出して出来上ったものだとしても、逆にこの法則をこの諸々個々の事象に当て嵌める時には、もはや単なる反覆などではあるまい。
戸坂潤 科学論 青空文庫
であるからこの限定によって生じた結果をアリストテレスの実体に当て嵌めることは出来ない筈である。
――之は一つの習作である―― 範疇としての空間に就いて 青空文庫