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度支

たくし
名詞
1
標準
文例 · 用例
二|本の煙筒に四|本檣の頗る巨大な船である、此度支那及び日本の各港へ向つての航海には、夥しき鐵材と、黄金眞珠等少なからざる貴重品を搭載して居る相で、其船脚も餘程深く沈んで見えた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
今の何々八景といふのは、白石手簡に八景のはじめは宋人か元人かにて宋復古と申す畫工云々とあるが、それは夢溪筆談に出てゐる度支員外郎|宋迪の事で、平沙落雁、遠浦歸帆、山中晴嵐、江天暮雪、洞庭秋月、瀟湘夜雨、煙寺晩鐘、漁村夕照、之を八景といつて得意の畫であつたといふのである。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
アルバイト先のアスター・インターナショナルをはじめ、つごう三つのショップから在米のコンサルタントとなってくれれば月一〇万円程度支払ってもよいという提示があった。
富田倫生 パソコン創世記 青空文庫
開港政策を是認し踏襲しようとしており乍ら倒れかかった江戸大公儀を今一度支え直さんために、不可能と知りつつ攘夷の実行を約して、和宮の御降嫁を願い奉った自分の公武合体の苦肉の策を憤激している尊王派の面々も、無論忘れてならぬ第二の敵だった。
佐々木味津三 老中の眼鏡 青空文庫
他に日本人も三人いましたが、隣のテーブルに、印度支那の安南人が四人ほど塊っていましてね。
横光利一 旅愁 青空文庫
馬来や暹羅や、印度支那では、昔から今にいたるまで、中国人が経済的実権を握っているところですから、共産党の運動が中国人を通じて馬来や暹羅やビルマへ侵入して来つつあるということは、取りもなおさずその土民に対して、その土地の経済的実権を握っている中国人に反抗せよといっているのと、どこも違いはしないんです。
横光利一 上海 青空文庫
けれどもそれとは反対に、この運動が盛んになるに従って、中国人は馬来や印度支那では生活が衰弱していくより仕方がないのですから、これをふせぐためには、どうしたって英国やフランス政府と結束していくより仕様がありません。
横光利一 上海 青空文庫
「しかし、中国人が馬来や印度支那やフィリッピンで経済的実権を握っているということは、何もそれは不都合極ることじゃありませんからな。
横光利一 上海 青空文庫