苛立たしげ
いらだたしげ
形容動詞
標準
antsy
文例 · 用例
細長い指を苛立たしげに慄わせて、幾度となく焦点を更えては、何時迄も、何時迄も、大東京の市街の表に刻まれた一つ一つの物蔭を丹念に漁るつもりらしかった。
— 渡辺温 『風船美人』 青空文庫
」とホームズは苛立たしげだ。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
蜂須賀巡査は苛立たしげに立上った。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
係長は紙のように蒼ざめながら、あたりを見廻わして、苛立たしげに坑夫達を追い散らした。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
颯っと褥を蹴って立ち上ると苛立たしげに言った。
— 佐々木味津三 『十万石の怪談』 青空文庫
司法主任は苛立たしげに歯を鳴らした。
— 大阪圭吉 『三狂人』 青空文庫
警部補は苛立たしげに舌打ちする。
— 大阪圭吉 『白妖』 青空文庫
彼は、昨日までの苛立たしげな様子は忘れ、悠くり手を浄め、軽い食事を摂った。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
作例 · 標準
会議の開始が遅れると聞き、彼は苛立たしげに貧乏ゆすりを始めた。
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子供は、おもちゃがうまく組み立てられないのか、苛立たしげに声を上げた。
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彼女は苛立たしげな表情で時計を何度も見ていた。
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