百鬼
ひゃっき
名詞
標準
文例 · 用例
厚化粧の亡霊等は苟安の中に百鬼夜行する。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
扮装おもいおもい、鎧を着たるもあり、髑髏を頭に頂くもあり、百鬼夜行の体なるべし。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
濃い靄が、重り重り、汽車と諸ともに駈りながら、その百鬼夜行の、ふわふわと明けゆく空に、消際らしい顔で、硝子窓を覗いて、「もう!
— 泉鏡花 『七宝の柱』 青空文庫
続きて一団また一団、大蛇を籠に入れて荷う者と、馬に跨りて行く曲馬芝居の座頭とを先に立てて、さまざまの動物と異形の人類が、絡繹として森蔭に列を成せるその状は、げに百鬼夜行一幅の活図なり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
あらゆる科学の書物は百鬼夜行絵巻物である。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
……もう、やけになつて、鳴きしきる蟲の音を合方に、夜行の百鬼が跳梁跋扈の光景で。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
寄席の帰りに腹が減って蕎麦屋に這入ると、妓夫が夜鷹を大勢連れて来ていて、僕等はその百鬼夜行の姿をランプの下に見て、覚えず戦慄したこともある。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
車夫ノ娘ニ「ビフテキ」ノ燒方ヲ教授シ外交官ノ妹ニ袴ノ裁方ヲ説明シ、月經ナキ少女ニ育兒ヲ講義スル如キ、今ノ女子教育ノ凡テハ亂暴愚劣眞ニ百鬼夜行ノ態ナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
百鬼(ひゃっき) 妖怪集団の百鬼夜行を成す鬼たち。 ピンクパイナップルから2003年に発売されたアダルトアニメ。監督はふじもとよしたか。 百鬼(なきり) 日本人の姓。 百鬼あやめ - VTuber事務所「ホロライブプロダクション」のタレント。
外部リンク
- 『百鬼』 — コトバンク
出典: 百鬼 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0