自嘲的
じちょうてき
形容動詞
標準
self-deprecating
文例 · 用例
彼の別の句愚に耐えよと窓を暗くす竹の雪 もこれとやや同想であり、生活の不遇から多少ニヒリスチックになった、悲壮な自嘲的感慨を汲むべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
あっはっはは」 話し手の男は自分の話に昂奮を持ちながらも、今度は自嘲的なそして悪魔的といえるかも知れない挑んだ表情を眼に浮かべながら、相手の顔を見ていた。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
つまり、刺青にものを云わせて生きて行く生活しか、あたしに残らなかったのさ」 兵古帯のお加代の眼はまたうるみ、声もうるんだが、あわてて自嘲的な笑い声を立てて、「――あら、随分喋っちゃったわね。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
李徴の聲は併し忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻つて、言つた。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
李徴の声はしかし忽ち又先刻の自嘲的な調子に戻って、言った。
— 中島敦 『山月記』 青空文庫
どうせ女房を探して……」 町という町からア、丘という丘を、あちらをも、こちらをも、探すは上海リル……という唄の文句を、自嘲的に口ずさみかけた途端、「あッ!
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
ふとした拍子に豹一が自嘲的に思い泛べた表現を借りていえば、そんな風に多鶴子の「食客」となって、二週間経った。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
自嘲的な思いに眠りなどにははいりきれなかった源氏は物音にすぐ目をさまして人の近づいて来るのを知ったのである。
— 紅葉賀 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、自分の失敗を自嘲的に語ることがよくある。
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彼女のユーモアには、時折、自嘲的な響きが含まれていた。
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「どうせ私なんて…」という自嘲的な言葉を口にするのは、自分を傷つけるだけだ。
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