十重
とえ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #43111 · 青空 0 例
標準
tenfold
文例 · 用例
十重に二十重に引ツ絡んで喧嘩の火の手を焚き付け樣と云ふ、江戸ツ子のいらぬ意氣地。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
たとえば怪しき糸の十重二十重にわが身をまとう心地しつ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
私たちには、十重八十重の因、縁、果の紐が結びつけられていまして、成功を目標にして努力しても、案外早く酬いられる人もあり、随分遅く酬いられる人もあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
事実、世の中に存在する物事は、みな因果の道理に当てはまってはいますものの、もっとずっとこまかく、また十重八十重に入り混り、また時間的にも無限の昔から無限の未来に連絡しているのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
邇く水陸を画れる一帯の連山中に崛起せる、御神楽嶽飯豊山の腰を十重二十重に※れる灰汁のごとき靄は、揺曳して巓に騰り、見る見る天上に蔓りて、怪物などの今や時を得んずるにはあらざるかと、いと凄じき気色なりき。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
一人の検事がすぐ進んで行ってタン屋の店から出て来るばかりのそのいやなものをくるくる十重ばかりにひっくくってしまいました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
十重二十重にも築き上げられた大鉄壁を目がけて鏃のない矢をぶつつけるやうな、その矢が貫けないからと云つて気ばかりぢりぢりさせて居たことが、全く無意味に終つてしまつた。
— 平出修 『計画』 青空文庫
十重二十重にも築き上げられた大鐵壁を目がけて鏃のない矢をぶつつけるやうな、その矢が貫けないからと云つて氣ばかりぢりぢりさせて居たことが、全く無意味に終つてしまつた。
— 平出修 『計畫』 青空文庫
作例 · 標準
十重の防壁で城は守られていた。
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彼女の努力は十重の成果となって現れた。
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その秘密は十重の鍵で厳重に保管されている。
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