を限りに
をかぎりに
表現
標準
as of the end of (today, this month, etc.)
文例 · 用例
然し後年、左様私が二十一歳の時、旅から帰って見たら、足掛三年ばかりの不在中に一家悉く一時耶蘇教になったものですから、年久しく堅く仕付けられた習慣も廃されて仕舞って、毎朝の務も私を限りに終りました。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
ところで、釈尊は人間として生れ、人間の寿命を限りに死なれた仏陀ですから、宇宙生命を呼ぶ名の仏陀(詳しくは法身の仏陀)とは、性質が違います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
孰れも勇気|凛々、今日を限りにこの痛快無比の旅行と別るるのが残多いようにも思われ、またこの行を了ったという得意の念もあった。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
眞正面から突進して來る海蛇丸と、我が弦月丸との距離は最早一千|米突に船の航路で、千島艦とラーヴエンナ號事件の實例を引く迄もなく、少しく舵機の取方を船長も一等運轉手も度を失つて、船橋を驅け上り、驅け降り、後甲板に馳せ、前甲板に跳り狂ふて、聲を限りに絶叫した。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
天は暗い、地も暗い、海の面は激浪逆卷き、水煙跳つて、咫尺も辨ぜぬ有樣、私は氣も氣でなく、直ちに球燈を點じて驅け出すと、日出雄少年も水兵等も齊しく手に/\松明をかざして、斷崖の尖端に立ち、聲を限りに叫びつゝ火光を縱横に振廻した。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
若し、水天一碧の地平線上、團々たる黒烟先づ見え、つゞゐて白色の新式巡洋艦現はれ、それと共に、龍の如く、鯱の如き怪艇の水煙を蹴つて此方に向ふを見ば、請ふ、旗ある人は旗を振り、喇叭ある人は喇叭を吹奏し、何物も無き人は双手を擧げて、聲を限りに帝國萬歳!
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その東京をあとに見て、彼は翌二十四年の七月を限りに歌舞伎の舞台から姿をかくした。
— 岡本綺堂 『源之助の一生』 青空文庫
この怨みの脱け殻の鼓とその血統は今日を限りにこの世から消え失せるのだ。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
作例 · 標準
今日を限りにタバコを辞めると、彼は家族の前で力強く宣言した。
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今年度を限りに、この歴史ある小学校は閉校することが決まった。
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このコンサートを限りに引退する歌手が、最後に涙ながらに熱唱した。
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