幻辞.com

枝神

えだがみ
名詞
1
標準
enshrined deity of a subordinate shrine
文例 · 用例
去って日枝神社に詣でると、境内に老杉多く、あわれ幾百年を経たかと見えるのもあった。
岡本綺堂 秋の修善寺 青空文庫
神社に樹木の多いことは今更云ふまでもないが、山王台(日枝神社)は別して三抱も四抱もある大樹鬱として繁り、全山、日影を見る場処は少ないので、春夏秋の三季は此|木下蔭を逍遙する者が少なからぬのです。
國木田獨歩 夜の赤坂 青空文庫
枝神社の本祭りで、この町内では踊り屋台を出した。
岡本綺堂 綺堂むかし語り 青空文庫
二十四年の六月十四日、今年は日枝神社の本祭りで、わたしの家の近所では軒提灯を懸けている朝、わたしは菓子の折をかかえて築地の桜痴居士の家をたずねた。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
かれらは元日の黎明に若水汲んで含嗽し、衣を改めて芝浦、愛宕山、九段、上野、待乳山などに初日の出を拝し、帰来屠蘇雑煮餅を祝うて、更に恵方詣をなす、亀戸天神、深川八幡、日枝神社、湯島天神、神田明神などはその主なるものである。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
大江戸以来の三大祭礼といえば日枝神社すなわち山王様、深川八幡、神田明神の三つで、他は赤坂の氷川神社、牛込の築土八幡、四谷の須賀神社、佃島の住吉神社、芝の愛宕神社、浅草の浅草神社すなわち三社様など、数えたらまだ幾らもある。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
――但し、日枝神社の祭礼が前にいった六月十五日で、一月飛んだ八月十五日が深川八幡、その翌月の九月十五日が神田明神という順序で、余なるは住吉神社の祭礼に神輿の海中渡御があるのと、三社の祭りに花川戸の兄哥たちが、自慢の神輿を吉原五花街へ担ぎ込むのとが、一風変ったおかしみがある。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
一説に薫子の書の正本は丹波国船井郡|新荘村船枝の船枝神社の神職西田次郎と云ふ人が蔵してゐると云ふ。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
作例 · 標準
本殿の横には、地域の安全を見守る枝神が祀られている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この神社の枝神は、豊作を司ると言われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
参拝者は、本殿だけでなく枝神にも丁寧に手を合わせていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash