心祝い
こころいわい
名詞
標準
(informal) celebration
文例 · 用例
太夫様にお祝儀を申上げ、われらとても心祝いに、この鯉魚を肴に、祝うて一献、心ばかりの粗酒を差上げとう存じまする。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
海からでも湧出すように、大気になって、もう一つやらっせえ、丁だ、それ、心祝いに飲ますべい、代は要らぬ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
今日は当大弓場が矢開き致しましてから満四カ年目の当り日でござりますゆえ、いつもの通り、諸公方に御競射を願い、十本落ち矢なく射通したお方を首座に、次々と順位を定め、いささかばかりの心祝いの引き出物を御景品に進上致しとうござるが、いかがでござりましょう。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
神尾主膳だけは残って、彼等の出て行く後ろ影を見送っていましたが、「酒だ、前祝いの雪見酒」 神尾主膳はそれから酒を飲みはじめたが、雪見の酒よりか、何か心祝いの酒のように見えました。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「ちょうど宮内省からいただいた白生地があるので、お祖母様の退院の心祝いを兼ねて緋に染めさせて、家ばかりでなく親類の女の年寄の方たちにも贈物にしようとお兄さんがいわれたので、それぞれの定紋を縫わせて、五つほど造らせたから、お前の処のお祖母様にもと届けさせたのだが、綺麗でしょう。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
埋宝発見の心祝いに、潔めの式をせねばならぬと言われて、こうして正装に威儀をただし、ズラリと変な顔を並べている。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
泰軒どのが小豆飯を御所望とは、何かお心祝いの儀でもござってか――?
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
ははあ、今宵は心祝いがあるといって小豆めしを炊いた、それを祈っているのであろう――とは思ったが、栄三郎は聞きもしなかったし、泰軒もまた黙ったまますぐ食事にかかった。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
結婚はまだ先だけど、まずは身内だけでささやかな心祝いをしよう。
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試験の合格を祝って、母が内緒で心祝いのケーキを買ってきてくれた。
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長いプロジェクトが終わったので、チームで軽い心祝いを開いた。
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