ぴっ
ぴっ
副詞-と
標準
(standing) straight
文例 · 用例
」 私は、かなしいやら、こわいやら、うれしいやら、はずかしいやら、胸が一ぱいになり、わからなくなってしまいまして、妹の痩せた頬に、私の頬をぴったり押しつけ、ただもう涙が出て来て、そっと妹を抱いてあげました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
彼の風貌は、馬場の形容を基にして私が描いて置いた好悪ふたつの影像のうち、わるいほうの影像と一分一厘の間隙もなくぴったり重なり合った。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
潭石の下には、大さ針の如くなる魚が、全身、透き通るように、青く染って、ぴったりと、水底に沈んでいる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
山を石膏細工の人形とすれば、雲は衣裳で、あのようにまで、モデルの肢節にぴったり合って、屈伸するものとは思っていなかった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
深山幽谷の中に置かれた発電所は、われわれの眼にはやはりその環境にぴったりはまってザハリッヒな美しさを見せている。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
三 文楽の義太夫を聞きながら気のついたことは、あの太夫の声の音色が義太夫の太棹の三味線の音色とぴったり適合していることである、ピアノ伴奏では困るのである。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
しかし、それにしても乗っているのが青バスであるのに、服装がどうも自分の想像している名代女優というものの服装とはぴったり符合しない。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
しかしその時代に教わった『論語』や『孟子』や、マコーレーの伝記物や、勝手に読んだ色々な外国文学などを想い出して点検してみても、なるほどそれらから受けた影響もかなり多く発見されはするが、どうもこれ程ぴったりはまるものは少ないような気がする。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
作例 · 標準
彼は命令を受けて、ぴっと姿勢を正した。
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緊張のあまり、彼はぴっと立ち上がってしまった。
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運動会の入場行進では、皆がぴっと腕を振って歩いた。
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標準
(with a) snap
作例 · 標準
彼は指をぴっと鳴らして、ウェイターを呼んだ。
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紐をぴっと引っ張ると、袋の口が閉まった。
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彼はタオルをぴっと広げ、水滴を拭き取った。
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標準
sticking into (with a quick motion)
作例 · 標準
彼はポケットからペンをぴっと取り出した。
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子供が注射を怖がっていたが、先生は腕に薬をぴっと入れた。
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鍵穴に鍵をぴっと差し込んで、ドアを開けた。
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